仿古堂創業120周年記念展 作品紹介②

なんと明日は、月末!
いつも以上にバタバタしている当社事務所です^^;;
と、日々の業務に追われてますが、今週の金曜日
仿古堂創業120周年を迎えます。
現在、筆の駅ギャラリーで開催されています 弊社の記念展の作品 から
作品を紹介したいと思います。

中央の圓 この書は、 上田桑鳩 先生の作品です。
比田井天来先生の直弟子にあたる 上田桑鳩(うえだそうきゅう)先生
前衛書のパイオニアである上田桑鳩先生
当社二代目 井原思斉に対し
桑鳩先生:全て同じ長さの毛の穂(筆)を作ってほしい
思斉:そんなものは筆ではない!
桑鳩先生:いいから俺のいうとおりに作ってくれ!
このような、すったもんだの挙句、日本発の先揃えの筆が誕生したのです。
「先揃え」という言葉もこの筆発祥なんですよ。
その筆は。
「暖心」
暖かい心で書道に向う…という 上田桑鳩 先生の想いが込められています。
暖心シリーズは、 上田桑鳩 先生 の選定筆として、今も製造・販売しております。

当社ショップでも、暖心の説明を記載していますので、よろしければ!
https://houkodou.com/?pid=96450448

上田桑鳩 先生 仿古堂にて
上田桑鳩 先生 が当社の筆「暖心」で書かれた有名な書(文字)があります。
みなさん、ご存知しょうか。
この「日本経済新聞」の文字です。

急に身近に感じられたのではないでしょうか。
このように仿古堂120年の歴史の中には、書道界を牽引された
先生方との交流もさかんに行われていました。

これからも歴史に残せる筆を作り続けて行くために
職人達は、日々切磋琢磨しております。
次の100年に向けて、次世代に向けて
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