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桑原翆邦先生と仿古堂

桑原翆邦先生は、比田井天来先生の直弟子にあたります。

東宮御所書道御進講となられ、今上陛下の書の先生でもありました。

左の書は、桑原翆邦先生の作品です。

桑原翆邦先生 の選定筆は、 羊毛筆 で法古←ほうこ(いにしえをのっとる)

三代目の丹羽宏が桑原翆邦先生の所に通いながら作らせて頂いた選定筆です。

残念ながら この筆の実物が残っておらず…
製作していた職人もいなくなり残念ながら廃盤となった筆です。

現在は、半紙用と条幅用の古典臨書用の筆として
「新法古」という名前で製作しています。
兼毫筆の中でも特に古典臨書用
楷・行・草書に対応できる万能筆として人気です。

新法古シリーズ

新法古 大 F-31 半紙~条幅書きサイズ 古典臨書用

新法古 小 F-32 半紙書きサイズ 古典臨書用

全国的に有名な翠邦先生の選定筆「学院法」があります。

東京の精華堂という文房四宝店で永年愛されてきた筆。
比田井天来先生が古典臨書用の筆として開発した「菁華」を桑原翠邦先生監修のもとに製作された筆です。
精華堂の店主と当社の三代目は互いに切磋琢磨しながら支え合っていた間柄。
その精華堂が廃業の際、この素晴らしい「学院法シリーズ」を引き継ぎ、職人ももちろん品も全くそのままで弊社仿古堂で数年前から販売元として生き抜いた筆です。

学院法シリーズ

廃業された会社様の想い、以前から変わらず筆を製作される職人さんの想い、
沢山の歴史の詰まった「学院法」当社でも大事に扱っている筆です。

翠邦先生は、御子息である桑原呂翁先生と一緒に、当社に訪問された事もあり、お世話になったお一方です。

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